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共同通信社 2023年12月経済ウイークリー

ライフセミナーQ&A

 

干支でマーケット:辰巳天井編

 

Q.干支にちなんだ相場格言から、辰年の資産運用にヒントはありますか?

 

A.2024年は甲辰(きのえ・たつ)の年です。

  十干で最初とされる「甲」は、生命や物事の始まりを意味し、

 「辰」は草木が伸びて形が整い、活気あふれる様子を示すと言われます。

  そして辰に例えられる龍は、空想上の生き物でありながら、昔の中国では帝王の生まれ変わりとされ、

  権力・正義の象徴だったようです。


  天高く力強く昇る龍の姿から連想なのか、株式相場の格言では、

 「戌亥で買って、辰巳で売れば蔵が建つ」と言われるように、

  辰年には景気が良くなり株価は天井に向かうとも言われています。


  一方、東京オリンピック開催、戦後最大の汚職事件、2000円札発行…等
  大きな社会の変化があったのも実は辰年なのです。

 

  2024年は非課税の投資額が拡大され、

  投資期間も恒久化に刷新された新NISA(少額投資非課税制度)の幕開けの年。


  投資家の皆さんにとっても、

  様々な社会の変化=CHANGEをチャンス=CHANCEに出来る年になりそうです!


  しかし、相場格言では「辰巳天井」を忘れてはなりません。

  こんな時こそ、冷静に投資プランを練って、着実に行動できるTimid investing(臆病な投資術)が、

  長期の資産運用には大切です。

  その心は…チェンジのGから臆病にTを取れば(=リスクを抑えて分割投資をすれば)、

  チャンス(C)が到来です。

     (資産運用アドバイザー 本橋竜一)

 

​【掲載新聞名】

  各地方新聞社紙面
  資産運用・経済コーナー掲載

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